縁によって

おはようございます。

雨も少しずつ冷たさを感じなくなりましたが、昨日は強い雨でした。寺では楠の木の落葉で夏の準備が感じられます。四季折々の風情、私たちも素直に順応すべきなのでしょう。
周囲に変化が兆しているにもかかわらず、なぜか対応できていない、変化は徐々に来たり、ある瞬間、パッと目に入るのです。
何か突然やってきたようにも感じますが、水が器に一気にたまることのないように、徐々であって、そしてあるとき溢れるのです。
一日一日の積み重ね、たゆまない努力、一歩一歩歩むことで目標に着いてしまうことの、平凡で偉大な事を知ったならば、コツコツと自信を持って歩むことができます。
明日は愛宕寺「月例・幸福、開運護摩祈願祭」、午前10時からです。土曜日ですので是非ご家族でお参り下さい。
「縁によって」。
花の咲くのも、花の散るのも「縁」です。私たちの人生も「縁」に因るところ大です。どこに良縁があるのかは分かりません。しかし素晴らしい縁に出会っている人は多くあります。
祈る心は素直な心です。ご主人が、子供が、家族が健康でそして仕事が順調に、また一日無事でありますようにと、祈るです。
あれも、これもと欲で祈っている人はいないのです。欲で祈っている人は祈りを続けれらないのです。
祈りの時捧げます灯明を「智慧の灯明」とも言います。なぜかと言いますと、「身を削って周りを照らすから」です。祈れる人は、ただ祈っているばかりではありません。生活に於いても「身を粉にして献身的に働いている人が多い」のです。
それはまさしく「菩薩道」です。菩薩道とは「心は仏を思い、人様のために尽くす道」をいいます。このような生活の在り方に、「良い縁がないはずはない」のです。変な言いようですが、祈りは「期待をするのではなく」、「信じる」ことです。
家族を信じ、仲間を信じる、これほど素晴らしいことはないでしょう。
素直な心で祈る姿を見る喜び、ご一緒できる日が明日でもあります。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌