限界を知る

おはようございます。

「にんげん学」小倉講座ご出席の皆さんありがとうございました。学びの素晴らしさは沢山ありますが、その一つにやはり、自己省察が素直に出来ると言うことです。
心、可能性は無限でありますが、執着心を持ちますと、その無限な心に限りができるのです。故に反省できず、限界を認めず、世間を狭めてしまい、自ずから進路を閉ざしてしまうこととなるのです。
教えの語に素直に反省できないようであっては、人の言葉を聞いて素直になれるはずはないのです。己の限界を知ることの重要性がここにあるのです。
来月も26日です、一人静かに素読をして、論語の教えを味わってください。又来月お会いいたしましょう。
「限界を知る」。
限界と言いますと、そこで終わり、と取る人が多いようですが、心の世界ではまったく違います。限界を知ると言うことは「現在の実力を認める、己を知る」ということです。
限界を知ることで、初めて「事が始まる」、「無限の可能性を知る」といってもいいでしょう。
初めて夢を持ち、志を立てる、ということは、言ってみれば、やるぞ〜といったような「思い、感情のなせるわざ」です。ですから達成するための知識や、技術等々、何が必要で、何を為さなければならないのかさえ、解っていないともいえます。
もちろん「為せばなる為さねばならぬ何事も」という情熱は大事です。しかし、その情熱を「しぼませない」ためにも、現在の限界を知る必要性は大なのです。
己で限界を知ることができない人は、人から指摘を受けたり、問題が起きたときに、反省も、省察もできないのです。なぜかと言いますと、感情論で歩んでいるからです。
冷静に限界を知るようになりますと、「道理に基づいた感情」、やる気がメラメラと燃え上がり、何が必要なのか、何をどうしなければ行けないかを確かにして、無限の可能性の扉が開かれるのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌