できることから

おはようございます。

今日愛宕寺では午後2時より「花祭り」を行います。お釈迦様のお誕生をお祝いするお祭りが花祭り。人は素晴らしい花を咲かせますよと、未来の可能性を示唆してくだれたのがお釈迦様です。
「できることで」。
人様を褒め称えることができる、人様の優れたところを見て喜ぶことができる、このようにありましょう、と昨日は書きました。
素晴らしい人を見ますと、皆さん「できることを行っている」ことがわかります。人は誰一人同じ人はいません。同じようなことをやってはいても、個性は「違い」ます。
ですから事を無心に行っているということが「花を咲かせている」のです。
三者の方が見れば、優劣を見るかも知れませんが、そこで大事なことは、「一所懸命に取り組む、一所懸命になる」、ということです。そして行った事に対しての評価は「素直に受け入れる」ということです。
仏教の象徴の花は「蓮の花」です。蓮の花は、「泥中でしか咲きません」。人生には様々な試練があります、それは事を成し遂げようとするからこその試練です。
成し遂げようとしない現実には、試練ではなく、「嫌なことだけが待っている」のです。
試練を「泥に喩えた」のがお釈迦様です。現実の生活の中で生じる様々な試練からこそ蓮の花ような美しい花が咲くんだよ、と蓮の花を象徴としたのです。
どんな現実があったとしても、己を見失うことなく、人をうらやむことなく、ねたむことなく、
人を褒め称え、人の優れているところを見ては喜び、このような気持ちでありますと、「私もあのようでありたい」と心に強く思えるようになり、「できることを精一杯やろう」という素直な気持ちに目覚め、やがては素晴らしい花が咲くこととなるのです。
今日はお釈迦様の徳にあやかりますようにと願い、新一年生の皆様に祝福の祈りを捧げ、文房具を進呈いたします。どうぞ皆さんでお参り下さい。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌