善言

おはようございます。

風薫る5月、今月も宜しくご愛読ください。
風薫る、と書いただけで何か心が爽やかになってきます。言葉の響きとは不思議で素晴らしいものです。言葉はやはり大切ですね、昨今は上に立つ人の言葉に爽やかさがありません、「人の振り見て我が振り直せ」、気をつけましょう。
「善言(ぜんげん)」。
論語、衞霊公第十五、二十二条に「子曰く、君子は言を以て人を挙げず。人を以て言を廃せず。」。
意は「孔子言う、君子は善いことを言うからといって、その言葉だけで直ちにその人を取り上げることをせず、又平素正しくない人であるからといって、その人の言う善言まで打ち棄てることをしない。」。
私たちは、人を見る明が足りませんから、善言だけ聞いて直ちにその人を信用し、憎悪の感情が先に立ちますから、相手の人柄によって、その人の言う善言をも捨て去ってしまいます。ここに君子と小人の差が存するのでありましょう。
言葉の持っている力は限りがありません。ですから聞くときの用心、話すときの用心が肝要です。そのために常の在り方が「言行一致」が大事だと言うことです。
聞きっぱなし、言いっぱなしはしない、ということも大切です。
人生は努力しなければいけません、努めなければいけません、自分の人生だからです。そして日々新たな人との出会いを為し、世界を広め、己を広めるからです。そのためには言葉を大切にすることは当たり前のことです。
明日は第一日曜日ですので、心華寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」。誓いを新たにする日、尊い神仏に誓い、己を戒める、大切な日でもあります。
午前10時からご一緒に繁栄の祈りを捧げましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌