おはようございます。

行楽地はどこも人、人、人の大混雑のようですが、寺は静かです。隣接する幼稚園も休みですので一層静けさを感じます。しかしこのような静けさは以外と好きなのです、私は。
休んでいる人ばかりではなく、休みの人を楽しませるためには、やはり、働いてくださる方も必要です、これ一つ見ましても同じではないことがわかります。
「独」。
私は独りでいるのが好きです。だからこそ人が好きなのかもしれません。独り静かにおりますと、内省ができて、しばらくしますと「めらめらと、やる気が出てくる」のです。この気持ちを味わうことが好きなのかもしれません。
中庸に「独を慎む」とあります。私たちは滅多なことで人前ではそうそう恥ずかしいことはしません。しかし「隠そうとすれば隠そうとするほどかえって現れる」ものであって、だからこそ時には静かに内省して「己を正す」必要性があるのです。
私たちは自分の進化を望むものであって、その進化は人様の前で現れるのです。このことを確かにすればこそ、独りある時に心すべきなのだと、しみじみと思うのです。
連休も明日まで、独り静かにすることも大事です。
己の心を外に奪われずに、自分で確かにつかまえて、コツコツと積みあげていきましょう。論語、学而第一、四条に「曾子曰く、吾、日に吾が身を三省す。人の為に謀りて忠ならざるか、朋友と交わりて信ならざるか、習わざるを傳うるか。」。
意は「曾子言う、自分は毎日、自分が行ったことについて何回となく反省する。その反省の事項は、第一に、人の相談相手となって考え計ってやる際に誠心を尽くさなかったのではないか、第二に、朋友と交わっておる際に信義を尽くさなかったのではないか、第三に、まだ十分の実習もなくて、我が物となり切っておらないものを、口先だけで人に伝え教えはしなかったかという、三つの点についてである。」。
考えさせられる言葉です。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌