先頭に立つ

おはようございます。

「にんげん学」一宮講座ご出席の皆さん、ありがとうございました。連休あけにしっかりとご出席いただき嬉しく思います。
今夜は東京講座、東京地区の皆さん、会場でお会いいたしましょう。
寺での「月例祈願祭」や「にんげん学」講座にご出席いただく皆さんは、積極的且つ主体性をお持ちの方ばかりとお見受けします。人生はやはり、積極性、主体性がなければいけません、積極性があればこそ、確かに学び、確かに反省できるからです。そして人に範たることができることが、積極性の最も大切なことです。
昨今のリーダーは口だけが勝り、行動力の無さが目立ち、危惧しております。
「先頭に立つ意識」。
昨夜の一宮講座は論語子路篇に入りました。その第一条に「子路、政(まつりごと)を問う。子曰く、之に先んじ之を労(ねぎろ)う。益を請(こ)う。曰く、倦(う)むこと無かれ。」。
意は「子路が政治の要道を質問した。これに対して孔子は、為政者みずから先頭に立って民を率いて行き、民のために力を惜しまず骨折ることが大切である、と答えた。
(率先して民を率いれば、命令を用いずとも民は為政者に従うし、民のために骨折れば、民は苦労することがあっても、それを不満には思わない。)
然るに孔子の言葉の深い意味を理解しかね、その答えに満足がいかなかったと見えて子路は、今少し突っ込んでお教えいただきたい、と願った。これに対して孔子は、別段の事を示さず、ただそれだけの事をあきることなく実行して行くように、と言った。」。
誰しも仕事はしなければならないとは百も承知であります。身近なリーダーが率先した姿も見せず、労りもせずでは、いくらむち打っても社員は動くはずもないのです。倦くことなくリーダーが率先し、労うような会社の風紀をつくるべきでありましょう。
結果が出ないからと言って、止めてしまうのでは、どんなに良いことを話しても、よいこととは受け止められないのです。継続してこそ、人材は育つのです。会社をどのような会社にしたいのかをハッキリとさせたら、リーダー自ら先頭に立ち仕事をして、社員を労い、そして倦むことなく、人材育成を為すことです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌