全て師

おはようございます。

5月後半が今日から始まります。どうぞ確かに、そして着実に歩んでまいりましょう。飛ぶ者は転びます、急がば回れ、気だけが先走っても地に足が着いていなければ進んでいくことはかないません。
今夜は「にんげん学」京都講座、「孟子」の「出処進退」の話です。日々の出処進退が人生を左右しております。人生、出処進退にかかっているといっても過言ではないでしょう。
「人は全て師」。
論語、述而第七、二十一条に「子曰く、三人行くときは、必ず我が師有り。其の善なる者を擇(えら)びて之に従い、其の善(よ)からざる者は之を改む。」と。
意は「孔子言う、三人の人が同じ道を歩いて行く、その極めて少人数の、しかも日常の行動の中にも、必ず自分の師とすべき道を求め得られるものである。三人の中、一人はおのれ、他の二人は甲と乙として、甲が善であり、乙が不善であるとすれば、二人の中、善なる甲を択(えら)んでこれに従い、不善なる乙を見ては、我が身に反省して改めて行けば、そこに師はおのずから求められる。」。
私たちはよく人を云々するときがありますが、ただ云々するだけで、己に省みることもせずではいけません。日常の中に道を求め、師を求めてこそ、出処進退の間違いが少なくなるのです。それでこそ日々己を高められるのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌