真っ直ぐに

おはようございます。

タケノコが芽を出したことが先日のように思いましたが、ふと見れば皮を脱いで先輩の竹と同じくらいの背丈になっています、少し目を離しただけであっという間です。
「竹上下に節有り」。
竹が人生の指針に例えられることが多くあります。先の言葉も「竹有上下節 松無古今色(たけじょうげにふしあり、まつにここんのいろなし)」と対句の語です。
竹が成長する度に一皮一皮脱いで成長します。私たちも同じでありましょう。過ぎ去った時は反っては来ません。何かに拘(こだわ)っていたのでは成長は無いのです。また成長するためには成長する「節目」というものもあるのです。
節目とはどのようなことをいうのでしょう。上手く行かなかった時、困った時、苦しい時、嫌なこと、楽しいこと、上手く行った時、ほめられたこと等々が節目です。
この節目にあったとき「信念を曲げず」、「和する」ことを節目として「成長する」のです。
この節目に出会ったことを「喜びを以て向かい入れる」ことが「ステップアップのチャンス」とすることです。困難や苦しさは「更なる工夫をするチャンス」、楽しさや喜びは「ご褒美として、うかれず」に真摯にうけとめることです。
そうすることで一皮も二皮もむけて成長できるのです。節目に「和」すること無く対処すれば、飛躍、成長のチャンスを逃し、更なる節目に遭ったとき、「不信感の種と無し」、「相手が違うにもかかわらず」に「相手を疑う」という「最も宜しくない出会いをしてしまい」、何も得られない所か、人様に不信をいただかせてしまうという、最悪の結果を生み出す要因ともなるのです。
竹は節があっても斧で割れば、真っ直ぐに割れます。このことを人間に評して「竹を割ったような気象」といいます。
いろいろな節目に出会いながらも、歪まず、不信の目を以て人様を見ず、己の目指す道を真っ直ぐに歩んでいる代名詞です。
「竹上下に節あり」、大きく真っ直ぐ成長するには、いろいろな節目に遭遇したおりには「和して己を忘れず、見失うことなく、信念を曲げず」歩むことが大事なのです。真っ直ぐに伸びる竹を見て、竹のように在りたいと、反省するところでした。昨日の雨も竹は喜んでいたことでしょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌