賢才をあげる

おはようございます。

「にんげん学」一宮講座ご出席の皆さん、ありがとうございました。月一度ご一緒に人間性を高める学びを共にする皆さんとの再会はやはり嬉しいものです。嬉しいことがあります反面欠席の方がありますと、何かあったのではと、一抹の心配もあります。
この一喜一憂もわが人生の在り方を教えてくれております。しかしながら一喜一憂も人様と接しますときは、淡々となければと思うばかりです。
今日は、中部地区・心に華を咲かそう会、第8回「チャリティゴルフコンペ」。こちらも一年に一度出会う方も大勢おられます。年一度チャリティをご理解いただき参加くださる。ありがたいことです。気をつけて会場までおこしください。
快晴の朝です、青空に向けて白球を飛ばしましょう。
「賢才を上げる」。
昨夜の「にんげん学」では孔子の弟子が或る地方の代官となったので、政治の「仕方を質問」した条がありました。これは何も代官職ばかりではなく、経営、政治の要道の質問であります。
論語子路第十三、二条に少々長い文ですので、内容の意味だけを紹介いたします。
政治、経営を執り行うときの要道の一つは先ず、人選が大事だと孔子は説いています。そして大きな過ちはともかく、小さな過ちは、これを許す雅量を持てとも言っています。
次に「賢才をあげよ」といっています。弟子が賢才をあげるにはどうすればいいのでしょう、と質問しました。いわゆる賢才はどうしたら探し求められるか、ということです。
孔子の答えは「自分が知っている(自分の持っている知識、また友人知人の中で)範囲の中で、自分より優れている者をあげよ」と教えたのです。
このこと(自分よりすぐれている人を採用すること)が意外と出来そうでできないのが、上位者の情でもあるからです。優秀な人材を求めながらも、それができない、これも度量、器量の大きさが問われているわけで、人間の器が大きくなければ、よい人材は得られないということでもあるのです。
このようにあれば、他の部門、苦手な部門でも優れた人材は集まってくるのだと、孔子は教え示したのです。政治、経営の要道、国、会社を発展安定させる要道が、人選の大事、そして賢才を上げることにあるのです。
よい人材を得るためにはやはり先ず己自身が学ぶことを率先し、至らざる事の在ることを自覚しなければならないのです。
積極的学びの姿勢が大事だと言うことです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌