心を動揺させない

おはようございます。

「にんげん学」大阪講座ご出席の皆さんありがとうございました。来月もご一緒いたしましょう。
学んで実践してこそ実力を確かにできます。知識は確かであっても、その用い方、応対、対応の仕方如何で結果が違ってきます、だからこそ「現実から学ぶ意識」が大事です。
机上の空論とはよく言われることですが、現実の中でこそ真に磨かれるのですから、仕事に対するときは真剣でなければいけないということです。
「心を動揺させないために」。
昨夜の勉強は孟子の「心を動かさない」ことが世に処していくうえに大切なことだ、という話でした。
動揺しないためには相手の「言葉を知りなさい」、「浩然の気を養いなさい」ということでした。立場が変わったり、相手が変わったりしますと、どうしても心に動揺を来すのが私たちです。
言葉の中には「詖辞(ひじ)」、「淫辞(いんじ)」、「邪辞(じゃじ)」、「遁辞(とんじ)」に気をつけよといっています。詖辞は「偏った考え方」、淫辞は「とりとめのない言葉」、邪辞は「道から離れている言葉」、遁辞は「言いのがれの言葉」です。
何れの言葉も世の人、社会のことを考えていない言葉でありますから、しっかりと言をしり、惑わされないようにすべきだ、というのが孟子の言葉なのです。
私たちは強い言葉でさも自信ありげに話す相手に対しては、言っている人間の来し方を考えずに信じてしまうという傾向があります。
言葉を聞いたならば、言った人が「普段どのような行動をしているのか」、「言行一致」しているのかを確かにしなければならないのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌