失わないように

おはようございます。

「にんげん学」東京講座へご出席の皆さんありがとうございました。これから益々暑くなります、時には音読をして心に爽やかな風を吹かせお大事にお過ごし下さい、来月もご一緒に学びましょう。
昨日は午前中に研修生の皆さんにお話しをさせていただき、後事を誠澄に託し上京しました。夕方誠澄から連絡が入り無事下山されたとの報告、研修生の皆さんお疲れ様でした。
今日からのお仕事、新たな決意で精進ください。
明日から「小豆島八十八カ所巡礼」を誠澄の先達で二泊三日で行われます。皆さんとご一緒の巡礼、読経三昧の日々、うらやましい限りです。今回ご一緒できなかった皆さん、是非次回はご一緒下さい、何度も何度も、歩けば歩くほどその良さが心に染み渡ります。
「失わないように」。
日々皆さんは学び研鑽しておられると思います。しかし「知って終わり」というのでは仇になるだけです。よく知っているのに、知っていたのにという事を耳にします。
論語、泰伯第八、十七条に「子曰く、学は及ばざるが如くす。猶之(なおこれ)を失はんことを恐る。」とあり、
意は「孔子言う、学問というものは、たとえて見れば、前方を行く人を後から追いかけるようなものである。人に追いつこうとする時は、なかなか追いつけないばかりか、その人を見失う心のあせりがあるものである。学問もそれと同様で、追いかけても追いかけても追いつき得ない気持ちで一心にやっても、それでなおその目標を見失いがちなもので、なかなか目的に到達することはむずかしい。」。
この通りでありましょう。かくの如く困難なものですから、常に努力しなければならないと孔子は教えたのです。続けてこその人生、ダレてせっかくの努力を虚しくすることが一番よろしくありません。
自分が目指した目標を見失うか、全うするかは日々自身の行動にあるのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌