目の前

おはようございます。

昨夜はものすごい雨でした、少々心配です。週末土曜日、今日から一泊二日でM&Uスクールが開校されます。参加者の皆さん気をつけて入山ください、お待ちしております。
いつもいつも感謝しております。一年を通して多くの皆さんが心華寺をご利用下さる。幾ら考えても不思議であり感謝するばかりです。
「目の前」。
比叡山で修業をしていたときから今日まで何一つ所有しているものはありません。持っているのは「夢と希望」。
夢と希望は持っていますが、はてさてそれを実現するには?です。でも日は過ぎて時間も経って行く。自分の夢と希望に向かって何もしないでいるというのも芸のない話。お金も地位も名誉もない、ないないづくし、では何もないから何もできないのかといえば、それは否です。何もないから「何でも我が物、我が事」と考えました。
研修生の皆さんに笑い話、冗談として(実は本気で)、こう話しております。「人の物は私のもの、私の物も私のもの」と。いわゆる「全てを大事に」という気持ちです。
お金も地位も名誉もありませんが、私には「名があります」。自分を辱めないという気持ち、その思いを強くして目の前のことに「尽くした」のです。
出来不出来は人様が判断、しかしそれにとらわれず「無心に懸命にやる」という姿勢。その過程の中で出会いをいただき今日があるのです。
人より優れているものを持たないと自覚し、では優れていなければ世の役に立てないかと言えば、そんなことはなく、自分なりに真摯に真面目に行うことをしたのです。
世の中の人はありがたいもので、出来不出来をハッキリと教えてくれます、それを「手がかり、足がかりとして工夫を重ねた」のです。
「失意泰然(しついたいぜん)」、失敗したときは失敗したとき、そんなことで悔やんでいるようでは夢も希望も何も得られないのです、失敗したときは泰然と受けとめる。
成功すれば「得意淡然(とくいたんぜん)」、少しの成功で得意になっているようでは限界、それ以上にはならない、淡々とする。
世の中の人で「教えられることを嫌がる人もいますが」、私は先ず自分で工夫し先ず行動。その結果人様から出来不出来のありがたい助言をいただき、自分の成長、進化を図ったのです。そしていろいろな「場」を与えられました。
そうすることで少しずつ自分の夢と希望に前進できるようになってきたのです。これら全て「目の前のことを」忠実に背伸びせず「名を辱めないと考え」行ってきたからだと感謝しています。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌