自反

おはようございます。

M&Uスクール受講生の皆さん、お疲れ様でした。最後までご一緒できずに残念でした。新しい週を実践一筋の思いで精進ください。
実践を通しますと「自ら反る」ことができます。今夜の「にんげん学」京都講座での講義での「孟子」は「自反(じはん)」を説いております。
「自反」。
人生を歩む上において大切にしなければならないのが、この「自反」。なぜならば自反は「根本理法」だからです。自ら反らざれば、それは「自ら反(そむ)くことになる」からです。
問題の原因を「偏(ひとえ)に外に帰することは潔くない」、潔い人生とはしないのです。いかなるとき、どのようなときも「人としての正しい考え方は」、自分の「内部に第一原因を発見する」ことでなければならないのです。
この「自反」がなければ永遠に悩むか人を批判する人生を送ることしかないのです。動いて止まざる世界において外に気を奪われ、心を奪われ、「分裂した心を救うには」、先ず「自己に反ることから始める」べきなのです。
たとえ話をしますと、道を歩いていて「石につまずく」とします。面白いのはその反応の仕方です。人により千差万別。自己の迂闊さを反省する人、石に腹を立てる人、果ては石をそこに置いた人間を恨む人まであります。
たとえ話は日常の一小事ですが、ここで自分を反省するか否かが、その「人を大きく左右する」のです。
事の大小を問わず、常に「自ら反る人にして真に人物としての成長がある」のです。
自己反省、即ち、徒に外に向かう心を自己に反し、自己の内なる真実を磨き出す、このことが人生大事であるのです。
何よりも人様を云々し、不平不満や文句を言ったとしても楽しい人生となるはずはないのです。それよりも自反して常に夢に向かうほうが確実に楽しい人生となるのです。
今夜は「にんげん学」京都講座、皆さん「自反」を学び、実践する人間となりましょう。会場でお待ちしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌