自分に反省する

おはようございます。

今日から7月、夏本番となります。どうぞ今月も一日一日を大切に暑さに負けずに歩んでまいりましょう。今月もご愛読をよろしくお願いいたします。
今年も半年を過ごしました。いろいろと反省をした上で後半に踏み出さなければいけません。
「自分に反省する」。
自反、先日も書きました。一年の後半に一歩を踏み出すためのお温習(さら)いです。温習で「さらう」、良い読みですね、「温めて習う」、「実践して習う」、「実践したことを温(たず)ねて習う」ことです。
孟子「離婁(りろう)・上」に、
「人を愛して親しまずんば、その仁に反れ。人を治めて治まらずんば、その智に反れ。人を礼して答えずんば、その敬に反れ。行いて得ざるものあれば、皆反りてこれを己に求む。その身正しくして、天下これに帰す。」
意は明瞭でありましょう。「他人をいくら愛しても、どうしても相手が親しんでこない。そうした時には、他人をにくむよりはまず自分の仁の心がまだ足りないのではないかと反省するがよい。
人を治めても、どうしても相手がよく治まらぬというならば、治まらぬ民を責めるよりは、まず自分の行いの上にまだ足りないところがないかと、反省する。
更に他人に対して礼儀を尽くしても、相手がこれにこたえてくれない場合には、他人の無礼を責めるよりは、まず自分の敬いの心にまだ足りぬ点がありはしないかと反省する。
何事であれ、自分の行いの上でうまくいかないものがあったならば、いつも自分に反り求めてわが身に反省するがよい。かくのごとくして自分の身さえ正しくなってくれば、天下はおのずからこれに帰するものだ」というのであります。
私たちは人のことを云々することをしますが、何事も根本はわが身であります。このことを忘れず、これからの半年を、これまでの半年をしっかりとお温習いして前進いたしましょう。
今夜は「にんげん学」一宮講座です。愛知地区の皆さん会場でお会いいたしましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌