敢えて先に立たない

こんにちは。

昨日朝の書き込みを終えた後パソコンが熱中症にかかったようで、メンテナンスをしてもらったために今日の書きこみが今の時間になりました。
「にんげん学」一宮講座ご出席の皆さんお暑い中ありがとうございました。心学は自分を深め豊かにします。一層暑くなることと思います、お大事にお過ごしの上8月もお会いできますことを楽しみに致しております。
「敢えて先に立たない」。
老子」はこの世を無事安泰にするために、「三宝」すなわち三つの宝が必要だと言っています。何かと言いますと、「一に曰く、慈。二に曰く、倹。三に曰く、敢えて天下の先たらず」と。
ちなみに「慈」とは、人をいつくしむこと。「倹」とは、物事を控えめにすることです。
老子」は、この三つのことを挙げてから、つぎのように語っています。
「人をいつくしむからこそ、勇気が湧いてくる。物事を控えめにするからこそ、行きづまらない。人々の先頭に立たないからこそ、逆に指導者としてかつがれる。
いま、いつくしむことを忘れて勇気だけを誇示し、控え目な態度を捨ててわれ先に駆けだし、退くことを忘れて先頭にたつことだけを考えたら、どうなるか破滅あるのみだ」、と語っています。
今日の世上にもピッタリの言ではないでしょうか。いつくしみを忘れ、言葉だけが強い。控えめな心を忘れ、争い。進むことだけを考えて実は何も出来ない、という人を多く見かけます。
真のリーダーはこの三つの宝を大事にする人でもあるのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌