射の道

おはようございます。

「にんげん学」京都講座ご出席の皆さんありがとうございました。京都の町の中心街四条通祇園祭の鉾が立ち、何かしら浮き立つような雰囲気が漂っていました。
伝統とはいいものです、「継続しているからこそ継続したいと考える人が出てくる」、私たちが日々一人静かに祈り学ぶことも同じです。心静かに先人の残してくれた「書をひもとき学ぶ」このことを継続すれば必ずや継続する人が現れます。それも楽しく行うことです。
「射の道」。
「中庸」第九章に「射の技は、ちょうど君子の道に似ている点がある。射では、矢を射て万一的に中らなかった場合には、その原因を射者自身の上にふり返って省み求め、責めを他人に帰するようなことを決してやらないからである」。
人生を歩む上に於いて大切な考え方、身の処し方であります。自己省察をしない人間は何一つ向上せず、友も得ず、信頼も得られないでしょう。
原因を外に求め己を正すことを知らない人間は何をやっても結果を出すことは不可能です。何かを得たいと思うのであれば、自己省察を身に付けるべきです。
正しい道理を得、成果を得られなければ己に求む、という自己省察、心の在り方が出来なければ物事の完成はないと知るべきです。これが人として当たり前の考え方とすべきではないでしょうか。
自己省察する人間性を積極的に養っていけば、友を多くし、協力者も現れ、助言も素直に聞くことが出来るのです。何故ならば自分の心が向上に在るからです。何事の成就も自身の考え方にあるのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌