矜持

おはようございます。

天道は「満れば欠け、欠ければ満つる」という循環を厳然として、そのはかりごとに抜かりはないのです。
この道理を知らずに在れば虚しさだけが残り、何をやっても同じだ、ムダだと嘆いて人生を終わらすことにもなるのです。
だからこそ天道の在ることを知り「天命を知り、使命感を感じ生きる」ことが大事です。それを「生き様」といいます、人生潔く在りたいですね。損した、得した、儲けた儲かった、あいつが上で何で自分が下なんだ等々、このようなコセコセした生き方はよろしくありません。
人生ゆったりと安心して日々を過ごすのが一番、道理に沿って歩めば人生を完全燃焼できるのです。
己の命を徹底して「使い切る」、社会のために生ききる志、格好付けて言っているのではなく、仕事とは「終着駅のない」永遠に歩むことを使命としていると言っても過言ではないのです。
だからこそ楽しく「社会のため」という自覚、矜持(ほこり・プライド)を持つべきです。
「矜持(きょうじ)」。
矜持、ほこり、プライドは人から得る評価ではありません。「どう生きるか」という自己自身の「在り方」です。ですから常に「意気軒昂」に日々を歩むことが出来ていくのです。
目の前の仕事を「喜々としてこなす」ことです。
昨日は「能力」のことを書きましたが、矜持を持って目の前の仕事をこなすようで在れば、それこそが「一番の能力」であります。このような人は「努力を惜しまない人」ですから、自然能力が磨かれ、高まり、結果「人からの信頼も生まれる」事となるのです。
この矜持、ほこり、プライドを誤って考えている人があります。それは、己の価値を認められなければ、評価が得なければ、矜持が傷つく、ほこりが傷つく、プライドが傷つくといった具合に勘違いしている人です。
勘違いしている人は、自身の価値観しか認めませんから、その時点の考えで社会から「遊離」してしまっているのです。
己の存在を認めない社会を認めないからです。己から社会を否定しておいて認めて欲しいということ自体が、道理に無い、道理に反する考えなのです。
私たちには素晴らしい矜持、ほこり、プライドが本能的に備わっています。ほこりを大事にすると言うことは「目の前の仕事を喜々として行うことで使命が果たせるのだ」という道理を確かにして日々を楽しく堂堂と歩むことなのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌