気構え

おはようございます。

月初めからしますと蝉の声が少なくなったようです、暑いとはいってもやはり日にちは経ち時間は過ぎ去るのでしょう。
だからこそ一つずつ積みあげることが大事だとの思いが強くなっています。今朝は建物まで響く雷鳴が轟いています、豪雨で被害が出ないことを祈ります。
「気構え」。
気構え、気を構えるとは行動前の基本の意識とも言えます。人生に対する気構えです。人生に対する気構えとは人様に対したときの気構えであります。
人は人を一瞬で計ろうとします。だから気構えが大事です。狼狽えない、うろたえないとは自分を見失わないこと。そのための「気を形作る」ことが気構えとなるのです。気構えを作るにはやはり「祈り、坐禅瞑想」がよろしい。
日々少なくとも一時間ほど読経を行うか、坐禅で数息観(すそくかん)を行うかで「気を養う、気を作る」ことができます。出来ますとは言っても、いつ出来るというのではなく、継続することで「気構えとなる」というのが答えです。ですから継続を止めれば構えは崩壊します。
気構えができてきますと、人から侮られることなく、また人を侮ることなく、また相手がどのような人であったとしても「位負けをしない」ようになるのです。
いわゆる「ドタバタ、ジタバタしない」ようになる。この気構えが出来ていないままに対人関係を結ぼうとしても確かな関係は結べないのです。
多くの人が夢を持ちながらも愚痴となって終わるのは自分を養う、心を養うという事もせず、気構えも作らずに社会と対峙し敗れるのです。
それなりに給料はいただいてはおりますが、気構えもなく働いておりますと、生き甲斐、充実感が無く愚痴る人生となることが多くなるのです。
人生の気構えとは「生き様でもある」のです。生き様とは、下手な出世欲も持たず、馬鹿な欲にも負けず、素晴らしい朋ができ、人生を高め磨き合う道連れを多くするのです。それでこそ人生幾つになっても謳歌できるのです。
賢明な皆様は気構えを作ろうと精進するはずです。いくら知識という武器を持ったとしても気構えが出来ていなければ知識という武器にも位負けをするからです。
働かない部下を嘆く経営者、上司等々は全て気構えがないといってもよろしいでしょう。
気は実体がない、水に形がないように、だから気構えがないと周囲の動きに惑わされ崩れ去り敗れることとなる、このことを体感すれば自在に動きながらも(動かされながらも)動じない気構えとなるのです。
その気構えに人は「信を置く」ことになり人間関係を結ぶ可能性を大とするのです。しかしこれも気を養うことを継続すればこそであることをお忘れにならないよう。こころ、気は放っておけば飛び跳ねるのです。努々自分自身に油断をしないことです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌