弱く、やわらかく

おはようございます。

お盆になりますとやはり故郷を思い出します。お盆や正月は帰郷する人が多く、私は逆に帰ったことがありませんのでなおさら考えてしまうのかもしれません。
故郷のことを思いますとやはり子供時代のことが思い出されます、ずいぶんと前のことですが、何故か分からないのですがしんみりと涙がこぼれるときがあります。何が悲しいというのではなく涙がこぼれるのです。
「弱く、やわらかに」。
子供時代は身体も頭も弱い子でした、何をやっても勝てず、勝とうとも思えず、悶々として意地だけが出来たようです。
今では弱かったことがよかったのではと思えるようになりました。それはお陰で「遠いところを観られるようになった」からかもしれません。
目の前のことに勝とうとは思えず、近い将来このままではという思いが確かになったようだからです。弱かったから自分を考えられるようになった、自分の心の世界で遊んでいたような気もします。
長じて「柔軟性を知りました」、「やわらかく、やわらかく」生きることです。真の強さは強く在るのではなく、柔らかいからこそ強くなることを知ったようです。
人生様々なことが起きます。ライバルも現れ社会の動きもあります。そんなとき「自分が自分であることを忘れない」ことが大事であることが大事と思うようになりました。自分が社会や人の動きに合わせて動こうとすれば「無理をします」、無理とは理がないこと、理がないとは「自分の中に理がないこと」を言います。
理のないことで動こうとすれば自分のやりたいことでつまずくのではなく、「周りの動きに無理をして合わせる」という、「背伸びしてつまずいてしまう」のです。
人生は「弱くそしてやわらかく生きることも大事」。目の前に突然現れた現実に無理に背伸びして対応するのではない人生、真実自分が何を目指しているのかを忘れずに、時には負けることも大事だと言うことが、子供時代に負けることで腹を立てながら、何も出来なかったことが今になって役立っているのではと、両親に感謝するのです。
子供時代は自分を棚に上げて両親を怨み、愚痴り、非難攻撃したことを、悔やんでも悔やみきれず、恥じても恥じてもどうしようもなく、ただただ感謝の手を合わせるばかりです。愚かなことをしても親はじっと支えてくれました。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌