本を務める

おはようございます。

秋の彼岸の入りで敬老の日だった昨日、愛宕寺「秋季彼岸会法要」お参りありがとうございました。
皆さんもご先祖様を大切にされておられることと思います。彼岸の一週間普段以上にお仕え下さい。
ご先祖様を大切になさる方の共通項があります。なんだと思われます、それは、お顔が「優しい、いい表情をしている」ということです。
それはとりもなおさず「人を大切にする心を大切にしている」からでありましょう。私たちの心、気持ちは自然と表情、貌(かお)になるものです。自分の心は偽れません。
ご先祖様を大切にするということはそのまま「人を大切にしている」ということです。
「本を務める」。
本を務めるとはどのようなことをいうのでしょう。本とは基本、この基本を通して人生を積みあげ歩むということ、「生涯の姿勢」。ですから人生はこの「基本がぶれなければ」土台を広くし、大きく高く積みあげることができ、豊かで楽しい人生を過ごすこととなるのです。
その本とは何を指すのでしょう。それは「ご先祖を大切に、親を大切に、兄弟を大切に、師を大切に、友を大切に」ということを指しています。
これらは「長幼の序を大切にする」ということです。長幼の序は「変わらない」ものです。年上の方が年下になる、などということはあり得ません。
社会では先輩後輩が長幼の序。だからこそこの長幼の序が一層大切となります。人間性を表すからです。
どのようなことかといいますと、自分より年下の人でも先輩ということもありますし、年上でも後輩ということもあり得るということです。
仕事上の「立場での長幼の序」、「人としての長幼の序」が在るということです。
このことを明らかにして「対人関係を結ぶこと」が大切。仕事としては先輩ですが、仕事を離れれば年上の人が先輩だ、ということを「明らかにする」ことです。
このことは年上、年下にかかわらず、確かに認識すべき事。それでこそ「本を務める」ことなり、この基本行動からは「争いは生まれず」、生まれるのは「和」であります。
長幼の序を以て尽くすことを徹底すれば「多くの気づき、多くの発想、多くの活躍の場」が得られ、「人を生かし」結果自然社会に職場に「無くてはならぬ人」となるのです。務める本を持ちましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌