現當二世安楽

おはようございます。

新山門落成の朝を迎えました。昨夜の雨が嘘のように晴れ雲間から満月のお月様がのぞいています。気持ちが高揚している部分と静かな思いが交錯している朝です。
沢山の皆様のお力で完成することができたことと、責任感の重さがこのような気持ちとなっているのかもしれません。
「現當二世安楽」。
先の言葉は「げんとうにせいあんらく」と読みます。日々のお祈り、今日厳修します落慶法要、採燈大護摩法要も皆様の「現世と来世の安楽繁栄」を願うことを現當二世安楽といいます。
「現在の私たち、そして未来の子孫の安楽」です。身近なことでは「今日、明日」といってもいいでしょう。現在を大切に生き未来を祈ることです。確かな未来を想像して現在を確かに生きる。
心、意識の中に確かな思いを持ち歩んでこそ未来が描けるのです。描けるからこそ、達成するための確かな行動も出来ます。何も無く漠然と生きたとしても予定も準備も学ぶことも出来ません。
自分に必要性を感じなければ知的欲求も湧かず、達成しようという意欲も湧かず、目標に向かうパワーもでないのです。
落慶法要を終えた後、採燈大護摩を修しますが、添え護摩木に皆さんが書いておられる心願は全て未来への願いです。未来が素晴らしい未来でありますようにと願わない人はいません。その素直な祈りが今日と明日の幸せを呼ぶのです。
護摩木に書いてあることは皆、親のためであり、子供のためであり、全て愛する人の明日を願っているのです。
自分を信じ、家族を信じ、会社を信じ、社員を信じている人は、現在も未来も大切に思い祈ることが出来るのです。
結果現當二世安楽が現実となり、楽しい日々を送ることとなり、一層繁栄があるのです。
心華寺の法要を終えますと下関に入ります。明日は愛宕寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」、午前10時からです、ご一緒に現當二世安楽を祈りましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌