不自由から

おはようございます。

「にんげん学」小倉講座ご出席の皆さんありがとうございました。来月は本年最後の講座、忙しい年末だからこそ「忙中閑有り」確かにお仕事をしてご出席下さい、その上で新年を迎えましょう。
「不自由から」。
私たちは不自由な人生を生きています。このように自覚しますと逆に自由になるのです。不自由を自覚しますとどのような行動が出来るようになるかと言いますと、仕事の中で確かな「報告、連絡、相談」いわゆる「報連相(ほうれんそう)」ができるのです。
皆さんは何に不自由を感じますか?。時間、仕事の内容と成果、人間関係、如何でしょう。不自由と感じるには「自分でやりたいものを持っているから」か、もしくは「ただ不自由と感じているか」のいずれかです。
自分の時間を作りたい、ただ不自由と感じているという双方の不自由観を解決するのが先に書いた「報連相」です。
指示を「積極的に受ける」ということが「相談」。何の意志もなく「指示待ち」で一日の行動を起こしては、連絡も、報告もできません。何故ならば指示された「意図、相手の求める結果が理解できていない」からです。
私は比叡山で修業を長くやりました。修業僧の「生活態度の基本は」上からの指示の一日。指示されたことで内容も結果も求められる。ですから「最初に指示者との相談が大事な要」となります。
「何をどのように、どうするのか、どういう結果を求めているのか」という意図をハッキリと「読み取り」行動をすることです。読みとることで「過程、結果に於いて大きな違いが生じる危険性を避ける」のです。そのために「積極的に支持を受ける相談が肝心」。
その上で休憩なり何なりのとき「過程、経過の報告、連絡が物を言う」のです。そうすることで「相手の意図との違いを改めて防ぐ」こととなります。
相談することで、どんどん「自分のアイデアを出せる」ようにもなり、指示されたことが結果「自分の仕事となる」のです。そして最も有り難いことは「自分の時間を作り出す工夫を導き出す」ことにもなるのです。
積極的に相談し、意図を汲み取り、仕事を為し、「マメに報告、連絡」をすればその積極性が認められ、結果自分のアイデア才能、自分のやり方が発揮できるチャンスを多くするのです。
不自由を不自由と知り、不自由なればこそ、「方法を確かにすれば」不自由が「自分の大きな利を生み出す」こととなるのです。
不自由だからといって消極的であればいつまでも自分の中でストレスとなり、相手は不信感を募らせるという悪い展開が増幅するばかりとなるのです。
不自由という一つのことに気づいただけでも人生の展開が違ってきます。
宇治に帰りますとM&Uスクールが待っています。受講生の皆さんには三ヶ月ぶりにお会いできます楽しみに帰ります。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌