節度

おはようございます。

11月末日、今月のご愛読ありがとうございました。今月もこうやってメッセージすることができました、皆様のお陰です。
お陰という言葉は良い響きです、知らない人まで何か親しみを覚えます。言葉とはありがたいですね、大切に使わなければいけません。
反面言葉を余りにも便利に使いすぎてしまいますと行動に粗漏が出ます。これは用心すべきでしょう、人間信用にもかかわります。
締めの日がある区切りがあるということもありがたいことです。区切りがあるからこそ集中も出来る。際限なくということでは疲れダレてしまい、ゆっくりもできず、おかしくなってしまいます。
一日24時間の中に夜と昼があるが如く、働くときがあれば休むときもある、自然の習いです。
「節度」。
節度とは「行き過ぎのない生活」。「過ぎたるは及ばざるがごとし」などとも申します。一生懸命なだけに度を失ってしまうことがあるもの、注意しなければいけません。
私たちが節度を失うとすれば「己を知らないことによって起きる」のであります。己を見えなくする一因は「多言に有り」です。言葉や教えは思考を巡らすに非常に大切なものです。
「言うは易く行うは難し」であり、このことを知っていれば「己の実力を養うことを疎かにしないでありましょう」。節度を失わないようにするには何が大切かと申しますと、日々のチェックです。
論語、公冶長(こうやちょう)第五、第十四条「子路、聞くこと有りて、未だ之を行うこと能(あた)わざれば、唯聞くこと有らんことを恐る。」と。
意は「子路孔子から教えを聞けば、必ずそれを実行しようと志しておった。従って一つの教えを聞いて、まだその教えをよく実践していない内は、その上に更に新しい教えを聞くことを恐れるという風であった」。というのであります。
一日一日と確かに始まり、終わります。だからこそ一日の命題を「一つ確かにして」こそ、その実力が養われ、それでこそチェックも出来るのです。
働くときは懸命に、しかし夜になればゆったりと休息してこそ節度ある、行き過ぎのない生活が出来るのです。明日から12月今年の締めを確かにするためにも今日為すべきことを確かにしたいものです。
今月のご愛読ありがとうございました。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌