妙味

おはようございます。

昨日は冬の嵐が吹き渡り大変なことでした。そのような中、遠近の信者さんの奉仕で明日の、がん・中風・ぼけ封じ「大根焚き」お灸鉢かぶり法要の大根の調理にとりかかってもらっています。
御仏のご利益の味、信者さんの奉仕の味、様々な素晴らしい味が加味され美味しく焚きあがることでしょう。
「妙味」。
誠澄が百日の「五穀断ち、塩断ち」を行じ、最後に明日満行の「断食・断水・不眠・不臥」行を行じています。断食行を行じているときは一切何も口にはしませんが、百日間は穀物を断ち、塩を断ち、野菜類を味付け無しでそのままの味でいただいています。まさに「命その物をちょうだい」しているわけです。
味付け無しで野菜その物の味をちょうだいする。ここに最大の理由が「五穀断ち、塩断ち」行にあります。
味付けをせずとも「命には味がある」のです。無味であればあるほど、無心であればあるほど「他に生かされ、同化し命が輝く」のです。それは「生命の躍動」そのもの。「他に生かされることによって生かされる」のです。
「人の邪魔をせずに必要とされる、無くてはならない存在となる」のです。
行を通じて「祈る人が多くの人に生かされることを祈る」のです。
病には「体の病、悩み。心の病、悩み」の二つがあります。病、悩みは衝突によって生じます。無味の偉大さ、無心の偉大さを知れば衝突はしません、この二つの病が生じないように「身命を賭して無心に行じる」のです。
無味、無心の味は「妙味を醸し出し」、そのご利益は計り知れず、心身の安泰をもたらします。どうぞ明日は行者・誠澄のお加持を受け、大根焚きの妙味を味わい、「計り知れないご利益をお受け下さい」午前10時から最後の「護摩修法」を行じます。好機を逃がすことのありませんよう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌