一字

おはようございます。

昨日は法要を終えた気持ちを引き締めてくれるような冷たい朝、しかし日中はとても温かく、人生の在り方を天が語りかけてくれているようでした。
先人が人様に接するには「天に仕えるように」という教えが聞こえるようです。数日多くの人と接するに於いて反省しきり、いつしか傲慢になり、道理に叛いた独りよがりになっていることを気づかされました。仕えることをせずに、仕えて貰うことを願っていたのです。
人生は何度も頭を打たれ、何度も気づかなければいけないのでしょう。昨日もご近所のIさんが早速ローソク立てのお掃除に来てくださいました。本当に有り難いことです。皆様に支えられ守られている。
「一字」。
師から「一字を保て」と言われました。「その一字がお前を守る」と。自身を戒め高める「一字を保ち生涯研鑽せよ」ということです。
あれもこれもというのではなく、「一つの言葉」です。それを心に保つだけで人生は充実した素晴らしいものとなるということです。
何の基準もなく向かう世界を持たず事を進めれば心が乱れるばかり、乱されるばかり。
「仕える」という一字を保てば、徹底した準備と学び、そして修練をするのです。「一字を保つ」とは自分が決めたこと、評価されるためではありません。
仕えるだけで楽しい人生となるのかという疑問を持たれそうですが、自分が主体性を持って仕えるからこそ、そこに喜び、生き甲斐ができるのでしょう人生は、このことは自分だけが感じる歓びであり、大切な思いだと考えています。
自ら求めたからこそ得られる喜びと感動、この喜びを知れば「退転はない」のです。
今夜は「にんげん学」大阪講座、本年最終講座一年の学びの締めを確かにしましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌