全体と部分

おはようございます。

最近の天気予報はよくあたります。昨日は一昨日から降り続いた雨が朝まで降り、お護摩のお勤めが終わった頃に青空が顔を出していました。
雲間から少しだけのぞかせた青い空がとてもに美しく引き込まれるような気持ちに。
景色を窓枠を通してみるのと、そのまま見るのとの違いのようです。全体で見ると焦点がぼやけていますが、焦点を決めて見るとハッキリ美しく見えるように感じる思いです。
護摩の炎の間から拝むご本尊様の美しさにも似ておりました。
「全体と部分」。
人生を確かに歩むためには「志」という焦点、目標が大事です。はっきりとした目標もなく動き回ることを「妄動(もうどう・考えもなくむやみに行動すること)」といいます。妄動では実、効果が上がりません。否、動けば動くほど妙な具合になっていくかもしれません。
ですがせっかく目標を掲げたとしても、それを実現する手段方法が伴いませんと、これまた計画倒れとなってしまいます。そうならないために必要なのが「学ぶ、修練する」ことに「勤」めることが重要です。勤とは「努力すること」、努力とは「生涯勤める」ことです。
広く大きな社会全体の中で部分としての使命、志を確かにしてこそ、「部分としての大きな役割が見えてくる」のです。それでこそ包み込んでくれている大きな社会へ恩返しができるのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌