お使い

おはようございます。

元旦はキリッとした冷え込みでありながら素晴らしいお天気の朝でした。自身を厳しく戒め人様には温かく接せよ、という天の啓示として受けとめた元旦の朝。
晦日の年越しの護摩を皆さんと共に修し、終わってからお屠蘇をいただき「おめでとうございます」の挨拶、新年の神々をお迎えするため一人お通夜を、朝普段通りご先祖様への感謝の祈りの後心華寺諸堂へ参拝、心華寺開山様のお墓へ新年のご挨拶を終えた頃東の空が明るくなり、あいにく雲がかかってご来光を拝むことはできませんでしたが、雲に遮られていてもその明るさは確かなもの、雲の中にあるご来光へ手を合わせました。
手を合わせ祈るとは心が清々しくなります。新年を迎えられたことに歓びと感謝を深くしたお陰か次第に青空の素晴らしい元日となりました。
今朝は初月例祭のためか雨がシトシトと降っております、皆様がお参りくださるのでほこりが立たないよう散水して下されているのでしょう。
「お使い」。
今日は「丁巳(ひのとみ)の日」、「初巳(はつみ)の日」です。正月初の巳の日に「辨財天様」にお参りしますと金銀財福の大変なご利益があることから古来より初巳に辯天様へのお参りが盛んなのです。
何故「初巳」にお参りすればご利益があるのかと申しますと。辯財天様の「お使いが巳、蛇」であるからです。巳さんはご存知のように「真っ直ぐには歩みません」。「蛇行」という言葉があるが如くです。
河は「蛇行することによって大河となる」のです。そして周囲に「万物を寄せ育む」ところから古来より「繁栄の神」として尊崇を集めてきました。「巳=水=河=繁栄」ということから商売繁盛の神、学芸の神、美人の代表の神とされているのです。
蛇行とは「どのような景気の中でもということ」で辯財天を信仰する者には「必ず福を与え大と為す」のです。
水はいくらせき止められても流れることを止めないのです。止められれば停められるほどその「力は倍増する」のです。
またどのような困難な事があったとしても辯財天様は微笑みを忘れず水のように逆らうことをしないため「美しく、美人の代表とされた」のです。「美人でありながら愛嬌がある」。ただの美人では冷たく感じられますが、愛嬌があれば「人にも好かれ人が集まりその家は繁栄する」のです。
辯財天様へのお供え物にお酒や卵が多いというのも「巳さんが好物だ」というところから来ているのです。
今日は心華寺・金港辯財天様の「初・月例・幸福開運護摩祈願祭」。どうぞ初巳の縁起の良い日にお参りいただき沢山のご利益をいただいてください。
法要後は梅谷忠洋先生率います「梅組初夢コンサート」があります。「一月一日」を楽しくご一緒に合唱し一年の福を得る縁結びをしましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌