情を見誤らない

おはようございます。

「にんげん学」一宮講座、今年初の講座に沢山のご出席をいただきありがとうございます。やはり嬉しいですね、昨日書きました皆様の「情」、その情けを感じてのスタートでした。
情を感じ甘えさせていただくことも大事です、しかしそれを知ったならば「情をかける」ようにならなければいけません。
「情を見誤らない」。
私たちは毎日懸命に生きております。新年があけて未だ半月ですのでなおさらのことでしょう。しかしこの頑張りを頑張りとして無心に行うことは大事ですが、頑張りを見て欲しい、頑張りを認めて欲しいと「情で以て」己の行動の評価を求めてはならないのです。
情は「かけるもの」で、「求めてはならない」のです。情を求めてしまいますと、周りの人にその雰囲気が伝わるからです。これ見よがしで行っている姿は余り誉められたことではなく、自然に懸命に日々仕事に携わることは大事ですが、心の底に「私はこれだけやっているのだ」という「情」を持ってやってはいけないのです。
「無心を生きる者は一を見る、情を見る者は二を見る」という言葉があります。どこかに私はこれだけやっているのだという気持ちの中には、「人と比べるという二元的世界がある」、「やっているやっていない」という対立する二つの心を持っているという事です。こういう心では真実「人様の情けは得られない」のです。逆に「無心に信じて」行う人は「一筋の世界を見て」堂々と歩んでいくのです。そうしてどのようなことでも自分のプラスにして行くのです。
出来不出来、評価不評価の情から二つの世界を見ていく人は次第に道が見えなくなって迷い多き人生を送ることとなるのです。
情けは「かけるもの」です。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・
ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌