才能を磨く

おはようございます。

小正月も過ぎ松がとれましたがまだまだ正月気分は抜けません、今日もお昼2時から新春「にんげん学」合同講座、今年始めてご挨拶をする方も沢山あります。愛宕寺の「初護摩」、東京、北九州の「にんげん学」初講座が残っていますので今月いっぱいはやはり正月ですね。今朝はとても冷たい朝です風邪が流行っております気をつけてください。
「才能を磨く」。
誰でも才能はあります。何をやってもムダだと嘆いている人を見かけますが、嘆いて一生を送ることほどもったいない話はありませんし、自分で自分を疎かにしていることになります。人生自暴自棄になることほどもったいないことはないのです。
中国の有名な詩人で李白という人がおります。李白は子供の頃は腕白で遊んでばかりいる子供だったそうです。
ある日河原で遊んでいると、おばあさんが手を休めることもなく、鉄の棒を磨いているのです。何をしているのか訊ねますと、「針を作るのだ」というのです。
李白は驚いて、どのくらいの時間磨くのだと訊ねました。するとおばあさんは笑いながら、「毎日磨けばいつか成功するわ」と言いました。李白はそれを聞いて、それから遊ぶのをやめ、一所懸命勉強に励みました。そしてついに立派な詩人となったのです。
ウサギとカメの話もありますが、カメは、粘り強さと強い意志力によって、最終的にかけっこでウサギに勝ちます。勤勉な人は、このカメのように、物事に対して、途中で諦めたり投げ出したりせずに、粘り強くやるのです。
勤勉であれば、「人としての品格、人徳が磨かれます」。学問に、仕事に、倦まずたゆまず励むことによって、人は「人間的に磨かれてくる」ということです。
何度もよく考え、よく学び、よく働くということは、とても大切なことです。その中でも、まじめに「腰を落ちつけて考える態度」が最も大切です。というのも、「物事に取り組む姿勢」というのは、すべて「人間の考え方に左右される」からです。「まじめに考える習慣がついていればこそ、そこから知恵が出てもくる」のです。
「才能は磨いてこそ才能となる」のです。諦めてはならないのが人生。
自分の心は何とでもなると安易に考えている人ほど大成はしません。是非心学たる「にんげん学」を学んでください。己の心をバカにしてはなりませんし、人と比べて考えるほど自身の人生は軽くはないのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌