愚かになるな

おはようございます。

「にんげん学」東京初講座、ご出席の皆さんありがとうございます。一年12回、残す11回の予定を確かにしてこそ今年一年主体性のある充実したものとなります。今年も毎月お会いできることを楽しみにしております。
自分を高めることは大事です。このことは皆さんも実感しておられることでしょう。「史記」に「利は智をして昏(くら)からしむ」とあり、人間は利益ばかり追求していると愚かになるということです。
名声や利得とは無縁に仕事に精を出すことに心がけていれば「逆に名声や利得の方から迎えにくる」のです。仕事に精を出す人間が「智者」であるからです。
「愚かになるな」。
知識を豊富にし、技術を高めたとしても「人格を高めなければ」必要とされる人間とはならないのです。知識を高め技術を高めることが「人のため、社会のため」という高い見地がなければいけません。
人よりも、他者よりもというような「我欲、差別意識、人を見下すような意識」からいくら知識や技術を高めたとしても「了見が狭くなり、人を認めなくなり」人生を「昏くしてしまう、世間が見えなくなり」、何一つ社会性の無いような考え方では、愚者としか言いようがないのです。
せまい世界で知識が人よりも優れている人の陥る過ちは、「人の長所を認めない、人の能力を認められない」ということがあります。
知識を高め技術を高めて愚かになってはどうしようもありません。せっかく高め磨いた能力を多くの人のために生かしてこそ豊かで充実した人生となるのです。


世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌