正しい心から

おはようございます。

当たり前のことですが、豆の種を蒔けば豆となり、瓜の種を蒔けば瓜となるのです。
「正しい心から」
呂新吾の「呻吟語」に「豆の種をまけばその苗から豆がなり、瓜の種をまけばその苗から瓜がなる。内にあるものが外に出るとき、豆が瓜になるような、そのものが違ったものになることはない。
だから、心が欲に侵されているのに公明正大になろうとしたり、心が曲がっているのに正直者になろうとするのは無理がある。
したがって、君子は心のもちようを大切にする。心の内が正しければ何を為すにも正しいし、心の内が間違っていれば、何を為すにも間違っている。
このことを疑う者はないだろう」。
悪いことをすれば必ず悪い結果をこうむるのです。これは世の道理です。逆に、努力をすれば「その程度に応じた結果も得られる」のです。
「その程度」という思いが大切です。自分の努力が人よりも何十倍も勝っているとは考えないことです。夢や志の大きいことは大事ですが、夢や志に向かって得た結果がこれまでの努力の結果だということを確かにすることが大事です。
努力すれば「何もかも手に入るような錯覚は起こさない」ことです。この程度という考え方は卑下しているわけではありません、確かな目標があるからこそ階段を一歩ずつ上りつめているということです。
結果は私たちの内にあるもので、この思いを確かにすれば「何を思い、何を知り、何を修練しなければならないのかが確かになる」のです。自身を知っていなければ良い人生はあり得ませんし、心の中にある確かなものしか結果としては実らないのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌