易に居る

おはようございます。

今夜は「にんげん学」小倉講座、土曜日ですので是非ご出席ください夕方6時半からです。誰でも感じていることでしょうが、理性と感情、感情が強いことはよくご存知でしょう。だからこそ自分の思いである感情、心を大切にするためにも「心学」を学ぶべきです。自分の心をコントロールできずにずいぶんと損をしている人を見るからです、もったいない話です。
感情は言葉を換えれば「負けん気」です。負けん気が強かったとしても能力を高め、物事に確かな対処をし、豊かな人格形成を為さなければ人間関係は続いてはいきません、続かなければ安定した生活などは望むべくもないのです。
多くの人は勉強はすれども「どのように生きるか」を学ぼうとはしません、どのように生きるかを学ばないと言うことは「感情で生きている」といってもいいでしょう。このようであっては必ず「行き詰まる」こととなるのです。
人生は山あり谷ありですが、行き詰まることはよろしくありません。行き詰まれば家族や社員の方等々多くの人を苦しめることとなるからです。行き詰まらないためにどのように日常の仕事に対すべきかの一例をあげます。
「易に居る」。
「中庸(ちゅうよう)」に「君子は易(い)に居(お)りて以て命(めい)を俟(ま)つ。小人は険を行って以て幸を徼(もと)む」とあります。
これは「己に負けない人生を徹底することを目指す行動理念」を言っています。
いつも書いていますが、私たちは「どう生きるか」を「確かにして歩む人間」です。そのことを自覚して歩んでいる人間を「君子(もちろん立派な徳のある人も)」といいます。
小人はその反対でただ感情のおもむくまま、見た目だけ良ければという、何の指針も持たない人間のことを言います。
先の言葉の意味は「君子は与えられた場で与えられた職責を淡々と果たし、その評価は天命にゆだねる。小人はこれと反対に、バクチまがいの危険なことに手を出して、ラッキーな結果を期待する」というのです。
私たちは常に問題意識を持ち、意欲を燃やして、毎日の仕事に取り組むべきです。つまらないと思われることにも手を抜かないで、全力でぶつかっていく、こんな生き方をしていれば、おのずから道が開かれ、何があったとしても突破口も開けるのです。
この人生には、人間がどんなに努力しても、どうにもならない部分が残ります。結果がうまくいくかどうかは、「天命」もからんでいるのです。
「天命」を甘んじて受け入れて、へんにじたばたしない。これがまっとうな生き方だとも言っているのです。
確かに能力を高め磨きどのような場でも職責を果たしていれば天が見ています。「天知る、地知る、我知る」です。そのような人間に大きなチャンスを与えないことなどはあり得ないのです。
天も社会も天命を信じ貢献を多くする人を見逃しません。今夜は「にんげん学」小倉講座、ご一緒に心を学びましょう会場でお待ちしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌