一日を大切に

おはようございます。

2月のご愛読ありがとうございます。2月は「逃げる」という如くあっという間でした。短い2月を惜しんで欲しいとの思いからでしょうか今朝は強い雨です、しかし冷たさも和らぎ自然を目覚めさせるための雨でしょうか。今日一日を楽しく過ごし新しい3月を迎えたいですね。
「一日を大切に」。
天地は永遠に存在するかもしれませんが、私たちの命には限りがあります。古から言われています、この身は二度と生まれてきません。人の一生は長くても百年でありますが、月日はかくも早く過ぎていくのです。
それを考えますと、幸いにもこの天地の間に生まれてきたのですから、生きる楽しみを味わうべきでありましょう。人生をむなしく過ごすことではいけません。中国の李白という詩人はこんな風に楽しんでいます。「人生、意を得たならば思う存分楽しむべし。この見事な月夜に黄金の如き酒樽をそのままに開けもしないで何としよう。さあ、飲もうではないか」。酒好きの李白なればこその楽しみ方です。酒は李白にとって黄金にも勝るものだったのでしょう。
このように考えますとお金より勝る楽しみはあるのです。何も持たずとも思いが豊かであれば楽しい人生と化しますし、多欲なればこそ苦しみを生み、持たずを嘆き、足らずを悲しみ、出世しないことに傷つき、日々悶々としてしまうのです。
人欲から解放されれば見る物聞く物触れる物お宝であり、それを楽しめるのです。楽しめなければ何の人生かです。
嘆いても一生、楽しんでも一生、はてさて皆さんはどちらの一生をおくりますか?。
欲多くして争い傷つけ合うような愚かな人生とせず、悲しんで嘆く人生ともせず、楽しんで在れば逆に人は寄ってくるのです。楽しくない人生を自ずから送っている故に人は離れていくのです。実に明快なのが人生でもあるのです。一日を大切に過ごすためにも楽しくあるべきです。昨日新幹線の車窓から雲を眺めていたら好きなあんパンに見えてしまいました、お腹が空いていたからです、それも楽しみです。
心華寺に帰りお昼ご飯にはあんパンは出ませんでしたが、誠澄の作ってくれた美味しい温かいソバをいただきました、これも喜びです。
楽しい一ヶ月をありがとうございます。明日から3月いよいよ春です、明晩は「にんげん学」大阪講座、大阪の皆さん春一番、ご出席をお待ちしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌