六波羅蜜

おはようございます。

お彼岸は春秋の二度あります。彼岸は「今日彼岸 菩提の種を 蒔く日かな」と古歌にもありますように、菩提(煩悩(ぼんのう)を断ち切って悟りの境地に達すること。また、悟りの智恵。 死後の冥福(めいふく)。)の善因となる種を蒔くときですよというわけです。善因善果、悪因悪果は当然です。
彼岸は一週間ありますが、中日を挟んで六日は「六波羅蜜(ろくはらみつ)の修行(彼岸、覚りに到る六つの修行法)」を行って菩提の種を蒔きなさいと言っているのです。
六波羅蜜」。
六波羅蜜とは六つの徳目。布施(ふせ)・持戒・忍辱(にんにく)・精進(しょうじん)・禅定(ぜんじょう)・智慧。の六つをいいます。
一、布施波羅蜜・・・相手を思う気持ち。
二、持戒波羅蜜・・・人間としてルールを守っているか。
三、忍辱波羅蜜・・・苦難から逃げずに耐えているか。
四、精進波羅蜜・・・専一に頑張っているか。
五、禅定波羅蜜・・・自身をよく見つめているか。
六、智慧波羅蜜・・・真実を見抜く心をもっているか。
以上の六つの修行を一週間行うのがお彼岸の過ごし方です。大震災が発生したこの時六波羅蜜を静かに行じ己が身に問いただすこともいいことです。
明日のお中日は心華寺「春季・彼岸会法要」午前10時からです。関西地区の皆さん是非お参り下さい、東北関東大震災の犠牲者の皆様の鎮魂、ご冥福をご一緒にお祈りしましょう。
全国から「先祖・水子・物故者・春季彼岸会供養」をお申し込みの皆さん確かにお勤めさせていただきます。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌