十方仏

おはようございます。

心華寺「春季・彼岸会法要」雨の中ご参拝ありがとうございます。天候が悪いときや条件の悪いときにご先祖様を思いお参りいただく慈悲の行動、とても嬉しく感謝致します。全国から彼岸供養をお申し込みくださいました皆様確かに供養を致しました、後日「回向之証」をお送り致します、ありがとうございます。
自身のことを脇において考えての行動には必ずや素晴らしい功徳となってもたらされることでありましょう。御仏が私のためにお姿を示し教えを垂れてくだされた姿が雨の中おまいりいただいた皆様のお姿だと感謝の思いで昨晩は休みました。
「十方仏」。
表題は「じっぽうぶつ」と読みます。ありとあらゆる現象が「御仏の姿だ」という教えです。
人の喜ぶ姿、悲しむ姿、苦しむ姿、嬉々として働く姿、きれいな庭や建物、洋服、車や電車そして飛行機、自然の美しさや木々花々の美しさ等々それらは皆目の当たりに出来る現実の姿です。
私たちを取り巻くこれらは何一つ自然そのままということはないのです。そのほとんどが人様の手を経て目の前に姿を現しているのです。
時に見習うべきは見習い、してはならないことをせずに在ることが人として大切なことなのです。「御仏は身近にいるよ」と御仏が教えてくだされたのです。それが「十方仏」なのです。
この世にはお手本とすることが沢山にあります。このお手本とする心、意識、憧れが真実の「まねぶ、学ぶ」という行動となるのです。人生を遠くに求め疲れる人が沢山見受けられます、身近な御仏(身近な人や自然)を大切にすることが豊かな人生をもたらすことを知りましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌