和して同ぜず

おはようございます。

東北関東大震災が起きてから時間の進むのが遅いように感じています。時間が止まっているようにも、日々の予定は確かにして日にちも進んでいるのですが何か進んでいないようにも思えるのです。
明日は愛宕寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」ですので皆様とご一緒に復興の力となりますようお祈りをいたします。またお彼岸の最終日ですのでご冥福を更にお祈りしたいと思います。
一昨日のお中日の時に信者の皆さんにもお話しをしましたが、このようなときは「責めない」ことが大事です。責めたところで何の解決にもならないからです。解決にならないばかりか虚しさが残り、力が分散されるだけです。
「和して同ぜず」。
未曾有の事態が生じています。このようなときの対処法が「和して同ぜず」です。このようなときにリーダー達が「和すことが出来ない」のであれば、リーダーとは言えず、リーダーではないのです。
この方法が、あの方法だなどと自分の主義主張に拘って争っている場合ではないのです。お互いの考え方を「一旦棚上げして」こそ「問題の解決ができる」のです。それが孔子の「和して同ぜず」という考え方です。仲良くすればするほど個々の個性能力が発揮され活かされるのが「同ぜず」ということなのです。
仲良くすれば能力や個性が埋没し人に分からない評価されないように考える人がいますが、それは大きな間違いで、和するからこそ人と同じくならず、力が発揮されるのです。そして頼りともされるのです。人を責めても何の解決にもならないのです。みんなで力を合わせて復興に立ち向かいましょう。
明日は愛宕寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」です。午前10時からご一緒に祈りましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌