求めずとも

おはようございます。

「にんげん学」一宮講座ご出席の皆さんありがとうございます。「無事貴人」とはよく言ったものです。先月東日本大震災が発生して後初めて愛知地区の皆さんにお会いでき「無事」をこれほど感謝したことはありません。平凡が一番です、極々当たり前のことが喜びです。
「求めずとも」。
幸福を求めようとしても「求め得られるものではなく」、幸福を求めようとするならば「日常の中に喜び楽しみを養う」ことであると考えます。朝無事に起きられたこと、日常の生活が出来ていること、このささやかと思える中に「喜びと楽しみを養えば大きな幸福」なのです。
また「災禍を避けようとしても避けられない時もあります」が、人災による災禍をさけるには「日常の中で殺気だった心の働きを取り去る努力をする」ことです。それでこそ「災禍を遠ざける唯一の方法となる」からです。
ささやかな喜びを喜びとする人にはやはり「福の神は来たり」、不平不満を常に発し自ら心を殺気立たせ、苛立たせ心を波立たせているようでは「不幸の神、災厄がやってくる」のです。
福の神は幸福と感じている人に、不幸の神は不幸と感じている人にやってくるのです。
「無事是貴人」、良いことはないか、楽しいことはないかなどと徒に探し歩き迷う人生とせず、身近な事柄に感謝し幸福と感じることが貴い人生と化すことをお忘れありませんように。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌
 私たちは東日本大震災の復興を応援致します。