行事

おはようございます。

今日は端午の節句節句は節目となる日ですので家族そろって厄払いをしたいですね、菖蒲湯に入るのも良いかもしれません。季節毎の節目に話し合うということも今の時代だからこそ大切にしたいものです。
菖蒲を軒に下げ厄払いをし、菖蒲は音が尚武(武をさかんにすること)に通じ又勝負にも通じるので男の子の節句として盛んになったと言われます。子供の無事を願う親心は古代から変わらないということでしょう。
「行事」。
一年を通じ様々な行事があります。お寺もいろいろ盛りだくさんです。これらの行事の起源は「安泰」を願って始まったものです。人生を生きていく上に於いての「情操教育」には行事は欠かせないものです。
私が子供の頃には祭りや行事があるときには学校を休んでも良いという時代でした。それくらい町の行事というものは「生きることに欠かせないもの」なのです。
知識勉強も大切ですが、知識、勉強が何故必要かを知る縁(よすが)、手がかりが「祭りや行事」なのです。祭りや行事は「みんなのため」に行うものです。「生命に感謝するため」に行うものです。
自分のためではないのです。「自分が存在するため、みんなのために行う」ものです。自然の運行が順調でなければ作物も不作となります。山や水、森や湖、そして川、海にと感謝し祈るのです。この中で何一つ欠けたとしても私たちの生命は危険に曝されるのです。
この度も東日本大震災でも多くの方々が犠牲となられました。残された皆さんの心はいかばかりでありましょう。
節句に家や子供の厄払いを願い、成長を願うのは家族、親の情愛として極々自然のことです。もし子供が親よりも早く無くなったとすればその悲しみは例えようがありません。
祭りや、行事は全て「生命への感謝と無事を願ってのこと」なのです。古い時代から伝えられてきた行事を大切にしてこそ知識、勉強が役立つのです。知識勉強が人様の役に立てることが出来なければ「悩みのタネにしかならない」のです。
端午の節句、どうぞお子様と何でこんな日があるのかなと話し合ってみてください。人間としての価値観に膨らみを与えることになるはずです。心が豊かでなければ豊かな人生とはならないのです。その豊かさは「人を愛し大切にすることから始まる」のです。
こどもの日は親が何かをプレゼントしてくれる日というだけでは、悲しい人生、寂しい人生となりかねません。物心両面の安泰を願ってこその人生です。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌
 私たちは東日本大震災の復興を応援致します。