時間を大切に

おはようございます。

昨日下山いただきました研修生の皆さん、ありがとうございます。あっという間の三日間でした。諸行無常、時は過ぎ去ります。この過ぎ去ってしまうものの重要性を知ることも大切です。時間を大切にする、ということは誰でも知っていますが、大事にされていますか時間を。
「時間を大切に」。
論語、子罕第9、17条に「子、川の上(ほとり)に在りて曰く、逝(ゆ)く者は斯(か)くの如きか。昼夜を舎(お)かず。」と。
意は「孔子はある時、川のほとりに立って、水の流れを眺めながら歎息して言った。移りゆくものの姿は、実にこの流水のようなものであろうか。夜昼の区別なく、やむ時がないと」。
「川上の嘆」と呼ばれるこのくだりは、孔子が川の畔に立って、水が勢いよく流れ去っていく様を見て、それを時間の経過の早さと重ね合わせ嘆いた言葉です。人は、この時間の流れの中に身を委ね、人生という河を泳いでいるわけですが、「未来の起点である現在」、つまり、「今、このとき」をしっかりと「生き抜かなければ」、私たちには「進歩はない」のです。
「過去はふり返っても」、「取り戻したくても戻ってきません」。未練を抱いても仕方がありません。大切なのは「過去の経験から得た教訓」を「現在に生かすこと」です。
時間とは、「人生を載せた運搬車」のようなものです。時間感覚を失った人間は「死んでいるのも同然です」し、時間感覚の鈍った人間は時間に麻痺しているのです。
時間を「どうでもいいものだと捉える人間は愚か者」ですし、何もせずにぼーっと過ごして時間を「無駄にしている人間は怠け者」です。また、人生の時間を不正なことに費やしている人間は「時間の罪人」であり、「命をムダにする罪人」といえます。
時間を大切にしましょう。今夜は「にんげん学」一宮講座、明晩は東京講座、各講座共にお会いできることを楽しみに会場でお待ち致しております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌
 私たちは東日本大震災の復興を応援致します。