謙虚

おはようございます。

例年より早いそうですが京都も梅雨に入りました。遅速はあったとしても季節が巡る、自然は偉大です。感謝しなければいけません。向上する人と、しない人があるとすれば、どのような人が向上していくのでしょうか。
「謙虚」。
考えられることは「謙虚」です。何故謙虚な気持ちが必要なのでしょうか。「謙虚な人は進歩しますが、傲慢な人は伸びるどころか落ちぶれていきます」。
一つには、人間関係に於いてです。人は、社会の中で生き、社会の一構成員です。集団の力は一人の人間の力より大きく、集団の知恵は一人の知恵より勝ります。ですから、人は他人を尊重し、他人に対し謙虚に礼儀正しく振る舞わなければなりません。
二つには、人間個人に於いてです。人は、それぞれ長所もあれば短所もあります。あなたのある部分は、他人よりも秀でているかもしれませんが、別のところは、他人のほうが優れているはずです。他人の優れている部分を見習って自分を高め、他人の長所を手本として学ぶからには、そこに、礼儀正しい謙虚な気持ちで教えを乞うという姿勢が求められます。
三つには、物事との対比に於いてです。事象というのは複雑で、さまざまな矛盾や問題を抱えながら存在し、発展しています。それは、人間の予知能力や想像力をはるかに超えています。つまり、こうした複雑な事象に対する人間の認識には限界があるわけです。ですから、人間は、物事や事象に対して、謙虚な態度で対する必要があります。
謙虚さがなく傲慢故に才能がありながら失敗の憂き目に遭った人達は過去の歴史からも現在も多数あります。
老子は「長いとか短いというのは、互いに相手があることによってはっきりするものである。また、高いとか低いというのも、互いに比較する相手があることによって明瞭になるものだ」といっています。
人の長所も短所も、一概に善し悪しをつけるのは難しいものです。「ウサギとカメの物語」ではありませんが、足が速いという自らの長所を誇り、それにあぐらをかいてしまったために、結果的に競争に負けてしまうウサギのように、人も、自らの長所にあぐらをかき努力を怠れば、結果的に競争に敗れたり、失敗の憂き目を見たりするのです。
謙虚に歩みましょう。今日から一泊二日で「M&Uスクール」開講日です。久しぶりにスクール受講生の皆さんにお会いできます。皆さん楽しみにしております。気をつけてお出かけください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌
 私たちは東日本大震災の復興を応援致します。