繰り返す

おはようございます。

6月、水無月。冬枯れしていた木々がいよいよ緑を濃くする季節、周囲の変化に見事に対応して幹を大きくしていく、自然は素直に枝葉を伸ばしながらも、花も実も落とし、枝葉を落とし、大きく成長していくのです、枝葉には執着しません、だからこそ毎年成長するのです。
この月は後半に入る総括の月と考えています。今月もよろしくご愛読ください。
修、修めることをよく書いています。「修」とは「己の人間性を高めること」「身を正すこと」「本分を全うすること」「自らを省みる」ことを実行に移し努力することです。
何か難しいことのようですが、何も難しいことではありません。自ら決めたことを「やり通す」ことです。そのためには私たちは「人に責任を転嫁せず」に「己に省みる」ことが修であり、己を高めることでもあるのです。
「繰り返す」。
私は「学んだことを、機会あるごとに復習をしています」。そうすることで「身についた」と考えています。このことを知り、「繰り返すことの喜びを知った」のです。
私は幼少の頃より、人と比べて「鈍」でありました。人は比べて悲観するようでは困ります。比べて「目標とすることです」。
お釈迦様が覚りを得る前立派なお坊さんを見て従者の人に「私も修行すれば、あのようになれるのか」と質問され、出家したのです。
私はある人を見て感動し「あのようになりたい」と考え発心し、自分の成長を人と比べることなく、「一つのことを志にして」歩み始めたのです。あれもこれもではなく、「一つのこと」です。
一つのことを出来るようになれば「又一つ」というように、パズルのピースをはめるようにです。出来るまで「繰り返し、繰り返し」、一つが出来なければ「次には進まないというやり方」です。
そうしますとある時ある本を見ましたら「運・鈍・根」の三つが己を目標に導くということが書いてあったのです。
「鈍」、ゆっくりと「根気よく」すれば人生を思ったところに「運んでくれる」というのです。鈍と根は私の一番得意とするところです。それ以来繰り返し、繰り返し一段一段階段を昇るようにしたのです。
人と競争心を起こし、人に勝ちたいと考え事を起こしながら続けられず、自分に負けた人を多く見ています。人は比べても競争してはならないのです。己を高めることは「己を高めることであり」、「競争ではない」のです。このことをしっかりと自覚すれば愚かな競争などせず、繰り返すことを楽しくやれるのです。
これまでの五ヶ月間をじっくりと反省し、改め繰り返し復習し自らを高める後半の準備をしたいと考えています。今月もよろしくご愛読いただきますよう。
明日は「にんげん学」一宮講座、明後日は「心に華を咲かそう会」中部地区・東日本大震災復興支援・チャリティゴルフコンペです。
どうぞ明日と明後日、心温かい皆様にお会いできますことを楽しみにしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌
 私たちは東日本大震災の復興を応援致します。