覚悟

おはようございます。

6月最終週、始めが在れば終わりがある、結果を曖昧にせず今月を締めくくりましょう。曖昧にすれば人生を曖昧にしてしまうからです。
曖昧にしてしまうから学ぶ事もなく、次の手立ても考えることが出来ないのです。それではいたずらに時間が過ぎていくだけです。
人間は覚悟をして暮らさなければいけません。言い訳ほど自分を醜くするものはないからです。又それ以上に人に甘えてはいけません、甘える人は言葉だけが美しく、言い訳ばかりで未来への行動がないのです。
「覚悟」。
いつの頃か忘れましたが、多分中学2年の頃だったと思います。ずいぶんと昔の話です、昔話を書くというのは年を取ったせいでしょう。
出来の悪い私はあることで目覚めました。「人との競争をしない」、そのかわり「自分が決めたことの責任は確かに取る」と。何をしてもビリだった私がそれまでは言い訳をして何の対策もせず、何の行動もせずにきました、「それはないだろう」、とある時思ったのです。
確かに決心したことはしたのですがビリにはかわりなく、日常にも変化はありません、思ったくらいで変わるような世の中簡単ではありません。しかし少しずつ景色が変わってきたことは事実でした。やはり思いが変わり行動が変わったからでしょう。
私はその頃から一つの哲学を持っています。哲学というと大げさですが、覚悟です。やろうとしたことは人と比べ「遅速や上手下手に惑わされず必ずやり通す」ということです。そんな覚悟を持ってこの世界に入り、中庸という書に出会いました、その中にこう書いてあるのです。
「彼一たびやれば、我十たびす」、彼が一たびやって理解できたら、自分は十回やろうという孔子の言葉です。己を知るということは「覚悟が出来る」ことなのだということを改めて知った瞬間、言葉でもありました。
出来ないことは自分が出来ないことなのだという現実を確かに認める。それができてこそ自分の存在があるのです。言い訳をして認められたとしてもそれは人様の愛情にすがっているのに過ぎず、己に何の変化も進化ももたらしません。
人様の愛情に浴するのなら確かな覚悟をして現実を曖昧にせず潔く在りたいと思うのです。今夜は「にんげん学」小倉講座です。自身を確かに知る学び、自分を詐っては何も得られません、会場でお待ち致しております。
M&Uスクールの受講生の皆さん一泊二日お疲れ様でした。今日から新たな気持ちで学んだことを実践下さい。来月もお待ち致しております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌
 私たちは東日本大震災の復興を応援致します。