上達

おはようございます。

一年の後半に入りました。7月文月(ふみづき)、今月もよろしくお願い致します。文月、何かしら風情があっていいですね、文の上達を短冊に書き笹に飾り祈る、微笑ましいことです。素直に上達を願うからこそ上達も叶うのでしょう。
願いは持ち続け日々習ってこそ上達があります。お手本をいただき、お手本に従って上達を計る、お手本が在ればこその上達です。感謝しましょう。
若い人達は恋の成就や素晴らしい出会いの願いを書くのかもしれません、いずれにしても祈ることは自分の心に素直になることですので結構なことです。
「上達」。
論語、憲問第14、24条「子曰く、君子は上達し、小人は下達す。」。
意は「孔子言う、君子と小人とは、その向かう方向がおのずから違っている。すなわち君子は天理に循(したが)うから、一日一日と高いところ、明らかな所にと向上し、小人は人欲に循うから、一日一日と低い所、汚れた所にと下落して行く。」。
上達する人はお手本とする人を尊敬していますから日一日と上達していくのです。我欲で事を行うことなく素直にお手本に従うからです。
欲望でいくら上達を願って行ったとしても、自分勝手な感覚で事を行うためにいくらやっても上達せず、上達所か下達、下手になっていくのが小人の為せる技なのです。従うことを知らない小人は何をやっても下達するしかないのです。
良き師、良き朋を見習ってお手本として上達を願う月としましょう。一年の後半の始まり、しっかりと半年を反省しお手本を大事に一歩を踏み出したいですね、今月もよろしくお願いいたします。
今夜は「にんげん学」東京講座です。東京地区の皆さん確かな一歩を学びからスタートしましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌
 私たちは東日本大震災の復興を応援致します。