放下着

おはようございます。

自分を変えたいと思いながらもなかなか変えられず、ズルズルとダメになっていくという人をよく見かけます。変えたいと思いながら変えられないというのは「執着があるから」です。
執着とは「物」に対する執着ではなく、自身の今日までの「来し方に執着している」のです。物に執着しているのであれば、物が無くなれば諦めもつくのですが、「心に執着しているから厄介」なのです。
事がならなければ、自己否定しこれまでのことをご破算にしてやり直せば良いのですが、それができないのが人間でもあるのです。ですからせっかく能力を持ちながら自己否定できずにいることで「新たな芽を出せず悩んでしまう」のです。
「放下着(ほうげちゃく)」。
この語の「着」という語は「命令形」で、「放下せよ、みなきれいにサッパリ捨ててしまえ」という意味であります。
私の所にはいろいろな方が相談に来られます、皆様に共通して言いますことは「従って下さい」ということです。
失敗したと考える人も、成功したと考えている人も、次の成功を考えれば同じ事で、新たな歩みをしなければ次の成功はないのです。いわゆる自己否定して、ご破算にして「やり直すから」また成功にもつながるのです。
何かに行き当たり、行き詰まるということは「無心になれない」からです。俺が、俺がという自惚れがあるから衝突を起こしてしまい、せっかく能力を生かせず、恨み辛みを言うという愚かな日々を送ることとなるのです。
放下着、無心に目の前のことに対すれば、多くの人に喜ばれ、結局はあなたが望んでいる素晴らしい評価にも通じるのです。その前には評価も何もかも捨て無心で在ることが必要であることは言うまでもないでしょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌
 私たちは東日本大震災の復興を応援致します。