暮らしの中で

おはようございます。

最低気温25度、最高気温35度、昨日の気温、暑いですね、水分補給をしっかりとして体調には十分に気をつけて下さい。今年から私は辛抱しないようにしております、辛抱をしますと体力が持たなくなったからです。
辛抱はしませんが事をやらないというのではありません、ペースを保つということです。
入道雲がわく季節でもあります、何も考えずに見る雲は何とも言えない安らぎをもたらしてくれます。「坐看雲起時(ざしてはみるくものおこるとき)」の語を思い起こします。
何も考えずに景色を眺め空を仰ぎ雲のわくのを無心にながめる、俗念を離れて見る世界は何と美しく心を慰めてくれます。庭に打ち水をしているときの無心の心地よさ、平時の時もこのように在れればと思うのです。覚りの境地は何も難しいことではないのです。
昨日の暑さの中ご近所のIさんが「水掛辯財天様と、ロウソク立て」をお掃除下さいました。Iさんの心中には爽やかな風が吹いているのでありましょう。
「暮らしの中で」。
日々祈りの生活をしています。中国の「于良史(うりょうし)」という詩人が、
「掬水月在手(みずをきくすればつきてにあり)、弄花香満衣(はなをろうすればかおりころもにみつ)」という詩を書いています。
これは説明するまでもなく、日頃経験している事実そのままです。しかし私はこの語があることで安心してこれまで人生を歩んできました。
「朱に交われば赤くなる」という諺がありますが、たしかにそのとおりでしょう。人間というものはその交わる友達や環境、、或いは玩弄(がんろう)する物によっていつのまにか影響され、その品性が高尚にもなれば下品にもなるものです。
だから、つとめて清浄で上品なものに親近し、不浄で下品なものから遠ざかるように心すべきなのです。
上の二句はその意味を美しく表現したものです。
水を両手にすくえば、高く天空に輝く月が期せずしてわが手中にあり、花を手折ればその芳香がいつのまにかわが衣にしみこむように、何事もひたすら精進努力して退転することなければ、その「妙所は自然いつかわがものとなる」ものだ、というのです。
この語を胸に日々読経し香華を手向け安心して暮らしているのです。今日は午前10時から「水子供養祭」、明晩は「にんげん学」京都講座、良い環境、良い言葉を心に保ちましょう、それだけで人生は安心の世界に住むのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌
 私たちは東日本大震災の復興を応援致します。