遠慮

おはようございます。

なでしこジャパン女子ワールドカップ優勝おめでとうございます。凄かったですね、最後まであきらめず、そしてPK戦での見事な優勝、日本全国、特に東日本の皆さんの力になったことでしょう。私も大きな力をいただきました。
人生の推進力、特に経営の推進力、パワーはどこからくるのでしょう。昨日も書きましたが相対次元を超え絶対次元に入った時もパワーとなりますが、普通には強い「使命感(ミッション)、情熱(パッション)、思想(フィロソフィー)」三つが大事です。
「遠慮(えんりよ)」。
論語、衞霊公第15、12条「子曰く、人(ひと)、遠(とお)き慮(おも)んばかり無(な)ければ、必(かなら)ず近(ちか)き憂(うれ)い有(あ)り。」
意は「孔子言う、もし人が、遠い将来を見通したり、広く周囲を見廻したりして深い思慮をめぐらしておかないと、必ず手近なところに身にさし迫った心配事が起こってくるものである。」。
これは、天災(人災)は忘れたときに起こるというのと同様な教えであります。
遠き慮とは、行く先々を見通す時間的な遠さもあるでしょうが、又その中に左右前後の広がりをも含めた言葉であります。事に先んじて未然に慮んばかるのが遠き慮んばかりであり、事が起こってから慌てて心配するのが近き憂いであります。
この孔子の語から先の「使命、情熱、思想」の大事が見えてきます。
仕事に対する「思想哲学がなく欲だけでは」必ず近き憂いが生じ、人より先んじて事を為す「使命感がなければ」必ず近き憂いが生じ、それを全うしようとの「情熱がなければ」必ず近き憂いが生じるのです。上の三つを忘れずに人生の経営に邁進すべきです。
なでしこジャパンも遠きに目標を置き、近き憂いに情熱と使命を忘れず対処したからこそ見事に修正でき、優勝という二文字を手にしたのでしょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌
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