やめない

おはようございます。

今日、明日と第23回富士登山、私は見送りをして寺で留守番、台風一過、きっと素晴らしい登山となりご来光が拝めるでしょう。苦しさを乗り越え頂上に立ちご来光を拝んだとき思わず涙が溢れた感動が忘れられません。その感動が何度味わっても違った感動であったことが又ありがたいことです。
達成した快感を一度味わいますと不退転の心境が自然身についたようです。それから以降はどれほどの困難があったとしても、この先には素晴らしい達成感と、快感が待っているのだという信念にもなったようです。
「止めない」。
富士登山で体感したことの一つ「休んでも止めない」ということ。また人様と「差はできるけど達成できる」という体感。止めなければ必ず達成できる。
人は分かっているようで分かっていないのかも知れません。一緒に登った仲間が先であれば、何で待ってくれないの、という愚痴となり。自分が先だと、遅いなぁ〜と、これまた愚痴る。何れにしても自分勝手ではないのかということです。
共にという意識は自分が遅かったり、出来ていなかったりしているときに、一緒にいてくれればいいのに、という意識から甘えて起きるようでは本物ではありません。
共にということは「自分が先にいるとき」に意識し行動することでなければいけません。それでこそ「本物の共に」ということです。
私たちは、ある時は人より早く、ある時は人よりも遅い場合があるのです。何でも人より優れているわけではありません。いろいろな場面で必ず遅速や、上手下手があるのです。
一喜一憂するのが人生でもあり、その中で人は鍛えられるのです。相対次元で生きていれば遅速を感じただけでも落ち込んでしまいます。相対次元を体得して絶対次元に昇華すれば、一喜一憂も味わいがあり、人間性にも深みが出るのです。
人生は自分の足で確かに歩み進めば必ず目標に到達するのです。「遠山無限碧層々(えんざいむげんへきそうそう)」、一山越えて、ふり返れば越えてきた山があり、前を見れば又一山、山を越える度に素晴らしい景色を味わえるのです。それが人生でもありますす。
人間は辛いこと、悲しいことを超えてこそ豊かにもなれるのでしょう。人生は辛くもあり、ありがたいものでもあるのです。辛さを避けたいと考えたときから楽しい快感も、達成感も自ら捨て去るのです。今年チャレンジできなかった皆さん来年は是非チャレンジください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。        合掌