基本

おはようございます。

8月、今月もよろしくお願いいたします。
お陰様で7月も毎日書くことが出来ました、話したり書いたりするということは、話しっぱなし、書きっぱなしではいけないと常々思い話し書いています。
孔子も「一を以て貫く」と言っていますように、テーマは一つでなければいけません。そうでなければ一貫性が無く、いくら立派な言葉を言ったとしても「工夫のしようもなく」、言葉にも行動にも説得力はありません。
今月も急がず騒がず慌てず、しかし確かに「言ったことを行い、行ったことを言う」ように歩みたいと願っています。1日の今夜は早速「にんげん学」京都講座、暑さにめげず今月も修己治人の学を修めましょう。
「基本」。
10日ぶりに宇治に帰りました。昨日は愛宕寺ご開山、前住職の二十七回忌法要を済ませ新幹線にのりました。愛宕寺も心華寺も確かに留守を守ってくれる人があります。だからこそ安心して留守が出来ます。安心できるのは守ってくれている人が「礼儀が確かだから」です。
私が目の前にいようが、いまいが礼儀の基本を守っていてくれている、行儀が悪くならないのです。これほどありがたいことはありません。
対人関係の第一は「礼儀」です。礼記(らいき)に「およそ人の人たる所以は礼儀なり。礼儀の始めは、容体を正し、顔色を斉(ととの)え、辞令を順するに在り」と。
人の人たるゆえんは礼儀にあるのだとして、その基本とすべきことを礼記は三つあげています。
まず第一は、「容体を正す」。「容体」とは、姿かたち、つまり「姿勢や態度、歩き方」などを指しています。なぜそんなことが礼儀なのか、と思われるかもしれませんが、それは、まわりから見た印象も、無視できないからです。
できれば、「ああ、いいなあ。ああ、さわやかだなあ」という印象を与えられるような姿勢であり、歩き方であることが望ましいのです。それに姿勢や歩き方をきちんとすることによって、「内面の心のありようを正すという効用」も無視できません。
第二は、「顔色を斉(ととの)える」。顔色とは、顔つきや表情のこと。古来から「人の見分け方」の一つの手がかりが「顔つき」です。責任感を持てば顔つきは引き締まったものになり。目は穏やかでありながら、厳しい目つきにもなるのです。
三番目は「辞令を順にする」。辞令は「言葉づかい」です。これについては多くを述べる必要はないかと思います。親しくなればなるほど辞令を正しくすることです。人は事を成して失敗する、親しくなって礼を失するのです。その失敗の多くが「失言で」です。
節電が言われています、爽やかに過ごすためにもこの8月は礼儀、基本をきちとして、暑苦しい奴だと思われないように過ごしましょう、今月もよろしくお願い致します。
今夜は「にんげん学」京都講座、京都地区の皆さん1日はスタートの日、会場でお待ち致しております。そして明晩は「にんげん学」大阪講座、大阪地区の皆さん明日はよろしくお願いいたします。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を応援します。