修行

おはようございます。

昨日午後3時過ぎ「少年少女親子塾」に参加の子供達が元気に帰って行きました。論語素読、掃除や坐禅、読経、食事作法様々な初体験が細胞の襞(ひだ)の奥にしみこみ、将来きっと蘇ることでしょう。
親孝行、社会貢献できる人間に成長して欲しいと念じて見送りました。子供達はへこたれません、教える方が確かに目標を持ち、幅を持って一人一人に豊に接すれば何事も身につくのです。
競争意識は誰にでもあります、しかし強制された競争意識からは「被害者意識が育ってしまい」、「正しい競争意識が育たない」のです。
「修行」
私たちの修行法は競争意識を持ちながらも、敵対したり、被害者意識を持ったり、優越感を持ったりするのではなく、何で人はこんな事がうまくできるのだろう、何で早くできるのだろう、という「尊敬心からわき出る競争意識」です。
また一人でやるよりも、二人で、三人でと、協力してやることの驚き、また一人でやることの良さ、その状況に応じて協力したり、一人でやったりすることを、理屈ではない、一緒にやることの中から感じさせる、感応していくことが修行であります。
競争意識からは、自分が先になったり、後になったり、という状況判断が育ちにくいのです。そしてせっかく側に優れた仲間の能力があるにもかかわらず活かすことができず、ダメになるという会社や個人をよく見るのです。時には寺に来て修行を通じて感じとってみてください。
尊敬のない競争意識からは我欲だけが増長し、先に行くほど自分で自分を傷つける行為をしてしまうこととなるのです。尊敬する切磋琢磨は人を生かし、自分を生かすことを常に考えるようになるのです。
明晩は「にんげん学」一宮講座、残暑厳しい最中ですがお会いできますことを楽しみにしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を応援します。