徳が大事

おはようございます。

「にんげん学」一宮講座ご出席の皆さんありがとうございます。昨日学びました人様に対したときの「心の在りよう、憶測をしない」、大事ですね。昨日も書きましたが我というフィルターを通して観ないことが人様と正しく接することができます。注意しましょう。
「徳が大事」。
昨日一宮講座で学びました論語、憲問篇の中の「子曰く、驥(き)は其(そ)の力(ちから)を称(しょう)せず。其(そ)の徳(とく)を称(しょう)する也(なり)。」
意は「孔子言う、良馬と称せられる馬は、もちろんその力においても他の馬に勝っておる訳であるが、良馬が良馬として称えられるゆえんは、その力に存する訳ではなく、訓練によって得ている、馬としての徳に存するのである。」
これは、人間について言うならば、達士(ある物に熟達した人)なるものは、もとより才能もなければなりませんが、達士の達士たるゆえんは、才能よりもむしろ「徳に存することの喩え」であります。
私たちはそれぞれ大小の違いはあるかもしれませんが、グループの中で仕事をしております。その中で必ず優劣はつくものです。そこで孔子は馬を借りて人生訓を諭したのです。
小さな世界で少しくらい出来がよいからといって、力を誇るな、ということです。教えて貰ったことを忘れ、育てられたことを忘れるような感謝のない人間は必ずその反動はあるのです。
力を誇ることをせず、徳が親から与えられたことに感謝し、人として教えて貰い花開いたことに感謝し、人として日々の鍛錬、学びを忘れ己を見失ってはいけないのです。せっかくの能力が自惚れによって社会貢献する機会を自ら棄てるような愚を犯してはならないのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を応援します。